本殿再建と天井画修復
文政9年(1826年)に建立された奥院にあたる本殿と拝殿を含む御社殿は、平成19年に放火により焼失してしまいました。
本殿の天井には、渡辺崋山の筆と伝えられている63枚の板絵がありましたが、残念ながら天井画もすべて失われてしまいました。
宮司を中心に氏子との強い絆によって再建工事が進められ、平成23年に新しい御社殿が完成致しました。
また、宮司志村幸男自らが筆をとって、63点の天井画を復元しました。
本殿の再建
平成19年6月に消失
平成19年6月に本殿は放火で全焼してしまい、宮司をはじめ神社関係者はみな茫然自失となりましたが、本殿に安置してあった5体のご神体やご神宝などは焼け残ったことから、宮司と神社関係者、氏子との話し合いの末、みなで協力をして本殿再建のために立ち上がりました。
継承し、歴史を紡ぐ
歴史ある本殿を失ったことは耐え難い悲しみもありましたが、ご神体やご神宝が残ったことは「古い歴史を継承することが許された」ということでもあります。
文献や資料に記載されているものの他にもこれまでの歴史でさまざまな出来事があり、積み重ねることでのみ歴史を紡ぐことができるのです。
伝統を残しながら今の世の中に合うものを
歴史を守っていくには、今の世の中にあった形に変えていくとも必要で、守るべき伝統を残しながら、次の世代に歴史をつなぐために防犯・防災に留意しつつも「いつでも誰にでも開かれた神社」を目指し、4年の歳月をかけて本殿が再建されました。
天井画の復元
渡辺崋山の筆と伝えられている63枚の天井画も消失してしまいました。
しかし、先代の宮司が天井画の写真を残していたことから、画家としても活動をしている宮司の志村幸男が自ら筆をとり、天井画を復元しました。
黄金地に油絵で描き、再建された本殿の天井を荘厳に彩っています。